九九ガーデン

九九は何年生で習う? ― 何学期ごろ、昔は何年生だったか

学習指導要領と教科書会社の年間指導計画、
過去の学習指導要領で確かめました。

2・3・5の段は無料
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いまは小学2年生

小学校学習指導要領(平成29年告示)の算数では、九九は第2学年の内容です。

(エ) 乗法九九について知り,1位数と1位数との乗法の計算が確実にできること。

第2学年「乗法」(紙面68)。小学校の学習指導要領全体で「九九」という言葉が出てくるのは、第2学年と第3学年の2か所だけです。

何学期ごろ?

学習指導要領は、どの内容を何学期に教えるかを決めていません。学期そのものも、公立の学校は教育委員会が(学校教育法施行令 第29条)、私立の学校は学則が決めます(学校教育法施行規則 第62条)。3学期制か2学期制かも地域や学校で違います。

目安として、教科書会社が公開している年間指導計画(令和6年度用)では、2年生のかけ算は次の時期に置かれています。

教科書会社単元時期の目安
東京書籍かけ算(1)(5・2・3・4の段)10月中旬〜11月下旬
かけ算(2)(6・7・8・9・1の段)11月下旬〜12月中旬
啓林館かけ算(1)10月
かけ算(2)11月
かけ算の きまり1月

九九を組み立てる「かけ算(1)(2)」は、3学期制なら2学期(2学期制なら後期)の秋から冬にかけて、というのが2社の計画です。啓林館では1月にも「かけ算の きまり」を扱います。東京書籍の資料は、この時期を「一応の目安」とし、学校の状況に合わせて修正するよう書いています。

どちらの会社も、段は 5 → 2 → 3 → 4、つづいて 6 → 7 → 8 → 9 → 1 の順に組み立てます。

3年生の最初にも、もう一度

同じ2社の3年生の計画では、4月の最初の単元で九九の性質を振り返り、0や10のかけ算などへ広げます(東京書籍「かけ算」、啓林館「九九の表とかけ算」)。3年生から先のどの計算で九九を使うかは、小3・小4で九九があやしいときにまとめました。

昔は何年生だった?

国立教育政策研究所の「学習指導要領データベース」で、過去の版を確かめました。

版九九の学年
昭和22年度(試案)2年
昭和24年度から使う指導内容の一覧表3年
昭和26年改訂版(試案)3年
昭和33年 改訂2年で「九九が用いられることを知る」、九九全体をまとめて身に付けるのは3年
昭和43年・昭和52年・平成元年・平成10年・平成20年・平成29年2年

「昔は3年生で習った」という話は、昭和24年度から使われた一覧表から昭和33年改訂までの版に当てはまります。昭和43年の版から後は、ずっと2年生です。

唱えることと、組み立てること

学習指導要領解説は、九九について、3×4 の答えが 12 になることを「乗法の意味から考えること」と、「さんしじゅうに」と唱えて慣れることの、両方が必要だとしています(紙面46)。

組み立て方としては、かける数が1増えると答えはかけられる数だけ増えること(3×4 の 12 に 3 を足すと 3×5)や、かける数とかけられる数を入れかえても答えが同じこと(交換法則)を使う、と書かれています(紙面116〜117)。

九九ガーデンの画面。5×2 の問題でまちがえたとき、「こたえは10 5×2 は 5×1(=5)に5をたして10」と出ている
まちがえたときのヒント(九九ガーデンの実際の画面)

九九ガーデンでも、まちがえたときのヒントは、この「ひとつ前の式に足す」形で出します(1をかける式と1の段は「1をかけても かわらないよ」などの別のヒントです)。

まだ学校で習っていないときは

九九ガーデンは、新しい式を 2 → 5 → 3 → 4 → 6 → 7 → 8 → 9 → 1 の段の順を優先して選び、実際にはいくつかの段を混ぜて出します。教科書の 5 → 2 と最初の2つが入れかわっているだけで、ほぼ同じ順です。1回は基本10問(まちがえた式の出し直しで増えることがあります)で、時間切れはありません。学校で習う前に少しずつ触れておくか、習ったあとの復習に使うかは、お子さんの様子に合わせて選んでください。

九九ガーデンであそぶ

2・3・5の段はブラウザでそのまま遊べます。ほかの6段は保護者の方が ¥500(税込・買い切り)で開けられます。

ほかのガイド

出典

資料はすべて 2026年10月20日に確認しました。2026年10月20日 公開。